声かけ

今日も訪問頂きありがとうございます。

さて、今日アップしたコラム「部下をほめることの効果とは」にも通じることになりますが、上司が部下のやる気やモチベーションをあげ、職場の活性化を実現するために実行したことが良いことの一つとして「声かけ」があります。この「声かけ」について、今日は考えてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

さて、「声かけ」ですが、これ、簡単そうで意外と難しい・・・
なぜなら、必ず毎日部下一人一人に上司から声をかける・・・ここがポイントだからです。
毎日となると、ただ単に声をかければ良いというわけにはいかなくなります。仮にそのように考えていたとすると、いつも同じような言葉であったり、「頑張ってるか」とか「調子はどうだ」というような声かけになり、日が経つにつれて、部下は「いつも同じことばっかり」とか「頑張ってるの見ればわかるでしょ」などというように感じたりして、結果的にあまり良い印象を与えないということになってしまったりして良い組織風土や職場の活性化につながらないということも起きちゃったりするのです。

そうならないためには、コラム「部下をほめることの効果とは」でも書かせて頂いたように、部下一人一人のことをしっかり見る必要があります。
一人一人をしっかり見るというとどうしても難しく感じてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。しっかり見て声をかけようと意識していれば、これまで気づかなかったような部下の表情や言動に関心が向くようになります。また、ちょっとした変化にも気づけるようなるはずです。(余談ですが、そうすれば部下の体調不良にも気づけるようになり、早めに病院に行くよう勧めるなどといったこともできる可能性が高まります。そうすれば不幸な出来事も防げるかもしれません。)
そして、そうしたことに気づいた時にそのことについて一声かける・・・それで良いのです。
しかし、最初は照れ臭かったり、「どうして自分が声をかけなきゃならないんだ」と思ったりして、なかなか難しく感じるかもしれません。
もしそうであれば、その時は、まず「あいさつ」から始めてみましょう。そして、そこに少しずつ一言を加えていきましょう。そうしていけば、なんとか続けていける確率が高くなります。そう、続けて習慣化することが大事なのです。
※あいさつについて、以前書いたブログも参考にして頂ければと思います。

それともう一つ、部下一人一人にできるだけ平等に声をかける、このことも大切です。

特定の人に声をかける、逆にあまり声をかけてもらえない部下がいるなどということになると、えこひいきをしていると捉えられてしまう場合があります。これを避けるには、最初のうちだけでも誰に声をかけたか、手帳に「正」の字を書いて確認すると良いかもしれません。

で、こうした「声かけ」を続けていくと、しばらくすると(早ければ数ヶ月後)変化がみえてくるはずです。
具体的には、職場内の会話が増える、部下からのホウレンソウが増える・・・といった感じです。

そして、最も大きな変化は、おそらく管理職自身に起きるでしょう。
それは、「部下一人一人を一人の人間として見れるようになる」ということです。これは、きっと管理職であるあなた自身もにとっても驚きと同時に大きな喜びになることでしょう。また、こうした変化が起きると、管理職に対する部下の信頼感も高くなりますのでマネジメントもしやすくなるのです。

ぜひ、たいへんですが、「声かけ」を意識してやってみて頂ければと思います。

ご縁に感謝!
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

092188