ゲリラ豪雨と夕立

昨日の関東地方は、午前中のカンカン照りの猛暑から一転、午後になると雷が鳴り始めどしゃ降りの雨が・・・
いわゆるゲリラ豪雨というやつです。
夕方から出かける予定があったので「それまでにはやんでくれー」と思いながら、外の様子を窺っていましたが、なんとか出かける頃には小降りになりホッとしました。
そして、雨のおかげで気温も一気に下がり過ごしやすくなりました。

で、ふと思ったのが「これって夕立じゃない? そういえば最近夕立って言わないなぁ」ということ
んで思ったのが「ゲリラ豪雨と夕立って違うの?」ということ

というわけで、ゲリラ豪雨と夕立の違い調べてみました。

ゲリラ豪雨も夕立も、主に夏の午後から夕方に積乱雲が発生し短時間にどしゃ降りの雨が降り、多くの場合雷を伴うという意味では似ているところがあるのですが、実は明確な違いがあるようです。

その違いとは、そうした雷雨が起きる原因にあるそうです。

【夕立】
 自然現象により積乱雲が生まれて降ってくる短時間の雨

【ゲリラ豪雨】
 自然現象に加え人工的に発せられるエアコンの室外機や車などからの熱で急速に積乱雲が生まれ
 身に危険を感じるくらいに集中して降ってくる雨

つまり、自然現象か人工的な要因かという違いがあるようです。

ちなみに、気象庁では天気予報でゲリラ豪雨や夕立という言葉は使っていないそうで、特にゲリラ豪雨という言葉はマスコミが使うことで広まったものだそうです。

個人的には、ゲリラ豪雨というより夕立のほうがどこか風流で良いイメージがあって好きなのですが、昨今の局地的大雨による災害などを見ていると予防という観点からも風流となんか言ってられないのかもしれないですね。

今回ふとした疑問から調べてみてこうしたことを理解したわけですが、こうした便利や効率を追求して作りあげてきた人工的なものが自然現象にまで影響を与えるということがあることに改めて驚くとともに幾ばくかの恐さを感じました。
なぜなら、そうした便利や効率を追求していくことにより、当初求めていたプラスなことだけなく災害などマイナスの面も起きうるのだなということを改めて感じたからです。
そして、そうしたマイナス面は、便利や効率を追求して段階では、なかなか予測できない、言い換えれば、結果として起きてみないとわからないものが多いのだろうなとも思いました。

少しこじつけになりますが、同じようなことは、私たちの働く場でも起きているいるのではないでしょうか。

・過重労働
・メンタルヘルス不調社員の増加
・非正規雇用労働者の増加と処遇の問題
・人手不足             ・・・等々

こうした問題や課題が起きているのは、便利や効率を追求した結果からなのかもしれません。

そう考えていくと、こうした問題が起きるかもしれないということを少しでも予測し、それらを起こさせないためのヒントとなるのは、夕立に感じる風流といったような情緒的な感性なのかもしれないと思ったりするわけです。

感性・・・大切にし磨いていきたいと思います。

ご縁に感謝!
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。