べき論

その通りなんだけど・・・

労務対応をしていると、たまにあるのが「べき論」によるトラブル・・・というものです。

「べき論」というのは、「・・・・・すべき」とか「・・・・・であるべき」というように理想・・・別の言い方をすれば、あるべき姿にこだわる論争です。
このような論争が起きた場合、「べき論」をかざしている人の言い分を聴いてみると、「おっしゃる通り!」「その通り!」という内容が多いです。

しかし・・・話を聴いていくうちに「ン?」という感じで、だんだんと違和感を感じ始めるということがかなりの割合であるのです。

そして、そうした違和感を感じるポイントは、ほぼ共通しています。
それは、その「べき論」をかざしている人の許容範囲が狭いということです。言っていることはごもっともなんだけど・・・
でも・・・それ以上追求したって相手は逃げ場を失うじゃない・・・という状況になっているのです。
その結果・・・逃げ場を失った相手が、頑なになったり、反撃したりしてトラブルになる・・・そうしたことが起きてしまっているのです。

許容範囲を広げるために・・・

以前、CMで「せとものとせとものどちらも固いと壊れてしまう」というのがありましたが、まさにその状況が生まれているのです。
CMのセリフを借りれば、どちらかが、柔らかければ避けられるのに・・・です。

「べき論」は、別の言い方をすれば「正論」ということになるでしょう。
以前ブログ「正論は正しいけれど正しくない」でも書かせて頂きましたが、正論は、1つではないのです。
ということは、「べき論」も1つではないのです。つまり、別の考え方ややり方もあるのです。

だから、許す・・・つまり許容範囲を広げる

このことが、せともの(=固い)にならずに柔らかくいる・・・そのために必要なことといえるでしょう。

そして、もう1つ付け加えておきますと、周りの人に聞いてみると、正しいことを言っているはずのべき論者に対する評判は、意外と良くなかったりするのです。

こうしたところも、人間関係の難しいところであり、職場での人間関係を良好に保つうえで気をつけたほうが良いところだといえるでしょう。

ご縁に感謝!
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。