熱中症対策していますか?

今年の梅雨は、関東地方では雨が少なく30℃を超える暑い日が続いておりますが、九州地方や中国地方では、大雨による甚大な被害が出ています。被災された皆さまに対し心からお見舞い申し上げます。まだまだ不安定な天候が続くかもしれませんので、くれぐれもお気をつけください。

さて、こうした異常気象とも言える天候で、猛暑や湿気の多い蒸し暑い日が続くと気をつけなければならないのが熱中症についてです。

ここ数年、夏場になると熱中症による死亡などがニュースになり、社会的には熱中症に関する注意や関心が高まっていると言えますが、職場における熱中症対策がどれくらいできているかというと、意外とできていないというのが実情ではないでしょうか。

厚生労働省では、5月~9月で「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施し、職場における熱中症死亡ゼロを目指しています。
職場における熱中症による死傷者数は、平成22年以降毎年400人を超えている状況となっています。
この人数は、休業4日以上の人数となっていますので、それよりも軽い症状ですんでいる人は含まれていません。そう考えると、実際に職場で熱中症になっている労働者の人数はもっと多いと言えるでしょう。

資料にありますようにクールワークキャンペーンでは、特に7月を重点取組期間として、暑さ対策の強化を求めています。
ぜひ皆さんの職場でも、今一度職場の熱中症対策を確認してみることをおすすめします。

熱中症は、最悪の場合命を落とす危険性があります。また、今朝まで元気だった人でもかかる誰にでも降りかかるかもしれない危険なものです。
しっかりと対策をし、不幸な社員を生まないようにしましょう。