利他

2月に入り、プロ野球のキャンプが始まりました。今年は、WBCがあり、そちらの話題と合わせ、スポーツニュースでは、連日野球の話題が取り上げられています。WBCと言えば、日本ハムの大谷選手が怪我のため、出場を見送ることになったのは残念ですが、ぜひとも世界一奪還を成し遂げてもらいたいですね。

さて、そうした野球の話題の中で、私の大好きな広島東洋カープ新井選手が、最近よく口にされる言葉のお話があり、「いいな」と思ったので、今日は、そのことをちょっとご紹介したいと思います。

その新井選手が口にされている言葉とは・・・

利他

元々は仏教の言葉で、読んで字のごとく、他人に利を与えるということです。新井選手の表現を借りれば、「みんなに喜んでもらう」これを考えながら野球をしているそうです。

この考えに至ったのは、FA(フリーエージェント)で阪神に移籍し、カープファンから裏切り者と言われた自分が「カープに戻ってきて良かったのだろうか」と考えていたところ、カープに戻って最初の打席でファンが大歓声で迎えてくれたことから、新井選手の心の中に、「このファンに喜んでもらうために頑張ろう」という思いが湧き上がってきたことによるそうです。

そうした想いを持ちながら、昨年のキャリアハイと言ってもよいような大活躍・・・やはりみんなのために、というかみんなに喜んでもらう、こうした気持ちが実は一番強い、いい結果に繋がるということなのだろうと思いました。
実は、私が提供している「組織風土作り・職場の活性化」に繋がる人事コンサルティングの中にも、「利己ではなく利他」という考え方が入っています。
そういう意味でも、この新井選手の「利他」という言葉・・・私にとって、すごい勇気をもらえたのです。

利他・・・私も改めて心にとめておきたいと思います。

ご縁に感謝!
今日も読んで頂きありがとうございました。