同一労働同一賃金ガイドライン案発表

政府は2016年12月20日「働き方改革実現会議」において、同一労働同一賃金の実現にむけたガイドライン案を発表しました。

ガイドライン案では、正規雇用と非正規雇用の労働者間で待遇差が存在する場合、どういうものが問題となり、どういうものが問題とならないのかを示しています。
今回のガイドライン案では、賃金だけなく、福利厚生、キャリア形成・能力開発などを含めた待遇についても記載されています。その中には、報酬面では基本給だけでなく賞与に関してや手当に関しても、福利厚生面では病気休職に関してや転勤者用社宅に関しても示されていますので留意しておく必要があるでしょう。

なお、今回は「案」の段階での発表で、今後、国会審議等を経て最終的に確定される予定となっています。

同一労働同一賃金ガイドライン案(首相官邸ホームページより) 
【参考】厚生労働省 同一労働同一賃金特集ページ